友人を含め3人で7月に夏の北海道へ行きました。その前の年の冬にも北海道へ行ったのですが、その時はなんと30年ぶりの大雪の日で、視界は真っ白の雪景色で交通機関は動かず足止めになり、楽しみにしていた北海道のご飯もホテルから出られないような状況でした。楽しみにしていたのにも関わらず、北海道を満喫できなかったので「次こそは思いっきり北海道を満喫しよう!」リベンジも兼ねての旅行でした。夏にした理由は、ラベンダー畑を見たかったからです。行き先は、札幌からレンタカーを借りて、旭山まで行きました。札幌市内、小樽、富良野、旭山と道中の観光場所に寄りつつのドライブ旅でした。
2泊3日だったのですが、1日目は時計台や白い恋人パークなど札幌市内の観光地へ行きました。2日目はレンタカーを借りて旭山動物園まで行きました。見てみたかったアザラシのトンネルや空飛ぶペンギンのトンネルなどを楽しむことができました。3日目は前夜、ホテル到着時に目にしたポスターに書かれていた「気球体験」の文字に惹かれ、早朝にホテルの近くの森で気球に乗ることにしました。初めての気球体験に早朝6時にも関わらず大はしゃぎをし、絶妙な高さの気球が怖かったですが、とても楽しかったです。
ホテルで朝食を食べたあと、念願だったラベンダー畑に行きました。夜に雨が降った影響でラベンダーが少し濡れていましたが、それはそれでとても趣があり圧巻の景色でした。有名なラベンダーソフトは、とても美味しかったです。その後、青い池を見に行きました。真っ青な景色に思わず息をのむぐらい美しかったです。
3日間、すべてが運に恵まれた楽しい旅行でした。ざっくりと「北海道で美味しいものを食べる!」「旭山動物園に行く!」「ラベンダー畑に行く!」としか決めずに旅行へ行ったのですが、行く先々でとても充実したものになりました。旭山動物園に向かったあと、たまたま白銀荘という温泉へ寄ったのですが、そこで花火大会があるポスターを見つけ、日にちを見てみるとなんとその日で、運良く花火大会を見ることができたり、休憩がてらに寄ったカフェで、隣に座った人が同じ県から旅行に来ている人で仲良くなり、話をしていると同じホテルであることが分かり、夜ご飯も一緒に食べたり、3日目は前夜にホテルで見かけた「気球体験」のポスターが面白そうだったので、フロントで空きがあるか聞いてみるとたまたま1組だけ枠が空いていたり、本当に「偶然」が重なり合った北海道旅行だったと思います。
3人とも、現在は住んでいる場所が遠く離れているため、年に一度会えるぐらいなので3日間ドライブ中もずっと歌を歌ったりしながら楽しく旅行できたことが嬉しかったです。困ったことは、運転できる人間が自分しかいなかったことです。3日ぐらいの移動なら大丈夫だろうと思っていたのですが、想像の3倍を越える北海道の広大さに驚きました。カーナビに目的地を入れると、道なり50kmでその間に休憩できるようなコンビニ等も少なく、困りました。ですが、追い越す車も、信号もないのんびりとした環境で運転でき、北海道の広大さに改めて感動もしました。
もうひとつ感動したのは、行く先々で晴れたことです。3日間のうち、1日目以外は雨マークの天気予報でどうなることかと思いましたが、車で移動中は大雨でも、旭山動物園やラベンダー畑、青い池など観光地に着くと雨が止みました。特に、富良野のラベンダー畑は忘れられません。3日目の朝に見た、露に濡れたラベンダーもとても素敵でしたが、2日目に銀山荘の温泉に向かう道中に見つけた小さなラベンダー畑がとても綺麗でした。土砂降りで降っていた雨がぴたっと止み、夕日まで差し込んできて、オレンジ色の夕日をバックに見た景色に息をのみ、思わず三人とも黙ってしまいました。その前の年に北海道を楽しめなかった思いがあったので、余計に行く先々で天候に恵まれたことが嬉しかったです。